日本と米国のIPO市場

今日はIPO市場と株式市場との関連について書いてみたいと思います。

下記のデータを見てみてください。

① 現在(2017年10月末時点)東証1部の時価総額:650兆円

② 同時点でのGDP:544兆円

 ① / ② = 約1.1(倍)

③ バブルのピーク時の時価総額(1989年12月末時点):590兆円

④ 当時のGDP:450兆円

 ③ / ④ = 約1.3(倍)

GDPに対する株式時価総額の比率は、現在もバブル経済時もそう変わりなく、過熱感はありませんね。

今年2017年の新規上場数は東京プロマーケット市場も含め100社に迫り、昨年に引き続き高水準といっていいでしょう。

新興市場であるマザーズの時価総額は、昨年末の3.5兆円から今年は4.8兆円へと成長し、37%の増加となり東証1部の増加率16%よりもはるかに高い成長率を見せています。

では、米国ではどうでしょうか。

米国の現在の上場企業数は、1996年のピーク時から半減の約4000社となりながらも、その平均時価総額は18億ドルから73億ドルへと大きく増加しています。

ちなみに、2017年9月6日付の日本経済新聞によれば、政界の時価総額トップ企業は米アップル社の91兆円で、日本のトップはトヨタ自動車の20兆円となっています。

2016年度のVC国内投資金額は1092億円と24.9%増で、ファンド組成額は2538億円と未上場ベンチャー投資市場は好調であり、同じく2016年の日本のVC関与先IPOは36社ですが、米国では39社と依存度が低くその数も減少していきているのが現状です。


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※ http://forexpress.com/contents/?ID=6019&cID=12 より引用


つまり、米国では既存の上場企業がその総数を減らしながらも個々に大きく企業価値を高めているということであり、それは先進的な技術やサービスを持つ多くのベンチャー企業がIPOをする前に上場企業に企業・事業を売却しているという側面もある、ということでもあると言えるかも知れません。

一方で、日本は全体ではさほど目立った動きのない株式市場の中で、ベンチャー企業への投資とIPOはなかなか活況を呈しているとも言えそうですね。

IPOやM&A(企業・事業 の買収)についての考え方については日米間でも大きな差はあると思いますが、ベンチャー企業としてのIPOに価値を置く日本の株式市場や起業家の姿が見てとれますね。

その意味では、これから起業をする方々も含めて、日本のIPO市場の盛り上がりには大いに期待が持てるのではないかと思っている訳です。(*^^*)

日本の起業家よ、ガンバレ!!

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